カフカのアフォリズムの謎(下)

 

【出典と要約】

 

【出典】: 東京大学教養学部紀要・比較文化研究第29輯、1991年3月、45頁143頁

 

【要約】:
 『考察』の並記アフォリズムが書かれている1920年の書類束A、B、Cは、『ミレナへの手紙』の内容と密接に関連している。書類束と『ミレナへの手紙』を対比することによって、カフカのアフォリズムの新しい解読が可能になるばかりではなく、カフカとミレナの恋愛の経過もよりはっきりとしてくる。さらに、ボルン/ミューラー版の『ミレナへの手紙・増補改訂版』の日付推定も正しくないことが推論される。『考察』の編集はカフカのミレナ体験と密接に関連している。さらに、『考察』は、1920年に哲学的著作を出版した友人のブロートやヴェルチュとの、「究極の事物」をめぐる哲学的対話の書物として構想された。

 

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