Irrationale Überlieferungen des Judentums.

Zur geheimnisvollen "Führerschaft" in "Beim Bau der chinesischen Mauer" von Kafka

【出典と要約】

 

【出典】:Veröffentlichungen des Japanisch-Deutschen Zentrums Berlin (JDZB): Reihe 1, Band 12, Mai1992, S.231-240(ベルリン日独センター紀要。1991年8月ベルリンで開かれた東アジアドイツ語・ドイツ文学共同シンポジウムにおいて「Kafka und Palästinaと題して発表したドイツ語論文を若干手直ししたもの。日本語の「ユダヤの非合理的な伝承」は、このドイツ語論文をさらに詳細に展開したもので、内容的には別論文となっている。)

 

【要約】:
  『万里の長城』の三つの「社会的装置」のうち、指導部の問題を扱っている。指導部の解釈の助けになるのは、『町の建設』という未完の断片である。『町の建設』と『万里の長城』の間には数多くの類似点があり、両者は兄弟作品と見なすことができる。ブロートはこの断片にシオニズムへのほのめかしを見出している。両作品の比較から、『万里の長城』の「指導部」は『町の建設』の「伝承」と同じ機能をはたしていることがわかる。語り手は、シオニズムが聖書に由来する宗教的「伝承」を「歴史」に、宗教運動を民族主義運動に改変していることを見逃さない。「春の川」のたとえ話には、作品執筆当時、シオニズムをめぐってマルティン・ブーバーとヘルマン・コーエンの間で行なわれていたメシアニズム論争への皮肉な言及が見られる。

 

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